佐藤勝彦先生,タイムマシンを語る

http://r25.jp/b/report/a/report_details/id/110000007310?vos=nr25an0000001

「ほかにも未来に行く方法はあります。一般相対性理論によると、重力が強くなるほど時間の流れはゆっくり進みます。ブラックホールのように強烈な重力のある場所に近づいて、地球に帰ってくれば未来にタイムトラベルすることになります。ほかにも理論上ではこんな方法もあります。巨大な鉄玉の中に人が入り、玉を収縮させていくと重力が強くなり、玉の中の時間はゆっくり流れる。その後、玉をもとの大きさに膨らませて中の人が外に出ると、未来にタイムスリップできます。ただし、玉は太陽と同じくらいの『重さ』が必要ですが」

ああ,この例え,私も文系学生さんとか,初級者に物理を教えるときに使っていました.


一般相対性理論によれば,ある物体にかかる重力が強いほどその物体の時間の流れが遅くなるので,地球よりもちょっとでも重い惑星に行くと,行った人にとって時間の流れが遅くなります.

例えば,地球人が長生きしたければ,地球よりもちょっとでも重力が強い星に行けばよろしい.
すなわち,太陽系だと,例えばちょっとだけ木星に行ってくるとか.
木星にいる間,地球にいる人間と比べて相対的に時間の流れが遅くなりますので,木星から地球に帰ってくると,相対的にずっと地球にいた人よりも寿命が変わっているはずです.


ただ,私も,どっちかと言うと楽観的ですね.佐藤勝彦教授やスティーブン・ホーキング教授,あと,故カール・セーガン教授と同じくです.
理由も語るまでもなく,同じですが.