SSHクライアントでX11フォワーディング設定をしてもX Windowが飛んでくれない時に最後に確認すること

クラウドでサーバを使うときも,グラフィカルなインターフェースを見たいことはあります
今どきは回線も速くなったので,Xを飛ばすくらいは軽々です

今どきじゃなくても,サーバ側のデフォルト設定としては,sshでXが飛ばせるようになってます

less /etc/ssh/ssh_config

X11Forwarding yes
X11DisplayOffset 10
X11UseLocalhost yes

なので,X Windowを表示したいパソコンにX Windowサーバを入れて立ち上げておけば,あとはそのパソコンで使っているsshクライアントでX11フォワーディングの設定をし,sshサーバにsshログインすれば,X Windowが飛んでくるはずです.

テスト用のX Windowアプリとしては,やはり伝統的なxeyes辺りがオススメ.なので,yum install xeyesとかapt install xeyesとかでsshサーバ側にインストールしておいて下さい.
(xeyes+は,もうサポートしていません)

さて,X Windowは30年くらい使っているのですが,未だにXが飛んでこないと悩むことがあります.
最近あったのは,gcpのCompute EngineのインスタンスからだとXが飛んでくるのに,AWSのEC2のインスタンスだと飛んでこない現象.

手元のWindows PCにはX Windowサーバが立ち上がっていて,クラウド上のサーバにアクセスするのもPuttyなんで設定は同じ.ポートが開いていないとかあるかと考えたけど,sshポートフォワードを使っているはずなので,sshで入れるってことは大丈夫なはず.

あるサーバからはXが飛んできて,あるサーバからは飛んでこない.そんなとき,xauthの存在を確認しましょう.

sshサーバ側で,xauthコマンドを叩いて立ち上がるか.
command not foundとかでxauthが立ち上がらなかったら,それのせいの可能性が高いです.yum install とかapt install とかで,xauthを入れて実行したら,/home/user名/.Xauthorityが無いから作った的なメッセージが出ると思います.そうしたら,もうXが飛ぶはず.