数独チャレンジ2007
オイラー生誕300年の行事が続きます.
レオンハルト・オイラー生誕300年記念 数独チャレンジ 2007@ Swiss Embassy
オイラーはバーゼルに生まれ、ロシアのサンクト・ペテルブルクやドイツのベルリンで活躍しました。 18 世紀最高の数学者と見なされ、ガリレオ・ガリレイやアイザック・ニュートン、アルベルト・アインシュタインとも比較されるほどです。
数独が世界的に流行し、その端を日本に発していますが、今日の数独の元となる考えはオイラーの「ラテン方陣」によるものです。このように、数独とオイラーの関係は、日本とスイスを結びつけるユニークな絆です。
確かにユニークです.
そしてその商品は,優勝者にペアスイス往復航空券(スイスパス・バーゼルで5星ホテルオイラーでの2泊込み)だそうです.大会会場のスイス大使館(東京都港区)までの交通費は自費とのことですが,7月21日の土曜日,こんな知的な行事に参加してみてはいかがでしょう.
レオンハルト・オイラーについては逸話には事欠きませんが,岩波数学辞典によると,
業績は多量で,全集の刊行は今日も完結していない.
とのこと.
最近はフェルマーの最終定理の本が沢山発売されているおかげで,オイラーの話題が色々な本で読めるようになりました.オイラーは間接的にはトポロジーや素数定理を通して,直接的にはn=3()及びn=4()の場合のフェルマーの最終定理を証明していますから.すなわち,方程式
及び
を満たす3つの整数の組(x,y,z)は存在しないということを証明していますから.オイラーがn=3の場合を虚数を用いて証明したのは,岩波数学辞典によると(恐らく発表されたのが)1770年とのことですから,1707年産まれのオイラーにとっては63歳くらい,死の10数年前だったようです.