数学セミナー2006年12月号:ゲーデルと相対論

http://www.nippyo.co.jp/maga_susemi/ss0612.htm
特集:1906年生まれの数学者」ということで,最初にゲーデルが来ています.
私の専門は論理学ではなく,当然,かの不完全性定理も理解はしていません.しかし逆に言うと,ゲーデルは私の専門である幾何学や相対論が専門なわけでは無い...と思っていたのですが,一般相対性理論をやっと何とか理解しかけていた頃,ホーキングの「The Large Scale Structure of Space-Time」
http://www.amazon.co.jp/gp/product/0521099064
の中で,シュヴァルツシルト解,カー解の次に,「ゲーデル宇宙」という章を見つけて目が点になったことがありました.(どうでもいいですが,税込み10340円?手元の本には42.95ドルと書いているのですが,レートが2倍以上って...)
ゲーデル解 - Wikipedia
「なぜゲーデルが相対論を」というのを漠然と気になっていたのですが,数学セミナーの記事でその辺りが簡単に触れられていました.

1946年,40歳にして,ようやく高等研究所の常任研究員になる.
(中略)
この頃から,時空間の哲学的な考察をベースに,相対論の研究を開始する.
(中略)
1949年,ゲーデルアインシュタインの場の方程式に対する新しい解を得て,アインシュタイン70歳の記念論文集に,その論文を献呈した.

すると何ですか,研究を始めて3年ほどで,歴史に残る成果を出してしまったわけですか.
凄い...