Skeptical Inquirer 2007年第1号

Skeptical Inquirer: Vol. 31, No. 1, 2007
表紙にそそられて,取り寄せてみました.表紙の写真(実際には絵なのですが)を見たら分かる方も多いと思いますが,カール・セーガン博士です.

CARL SAGAN
Ten Years after His Death...an Appreciation
超訳
カール・セーガン
彼の死から10年...その業績と評価

8ページの(標準的な論文の長さですね),セーガン博士の記事がありました.一番最後の節のタイトルは,「A Candle in the Dark」でした.そう,「The Demon-Haunted World」(邦題:カール・セーガン 科学と悪霊を語る)の副題です.
この雑誌は今日届いたばかりで,通勤の電車で流し読みしかしていないので,まだ詳しくは書けないのですが,このサブタイトルは大好きです.
どんなに疑似科学が蔓延しても,どんなに嘘つき政治家や嘘つき科学者が増えても,どんなにエセ宗教やカルトがはこびっても,「科学」こそが「暗闇の中の光明」となる.科学が道筋を示してくれる.科学こそが暗闇の中の,頼れるロウソク.
決して,自然や地球を疎かにして機械文明にするという意味ではない,科学主義ではなく,悪魔の囁きをウソだと見抜くことこそが真実と解くカール・セーガン
8ページの記事の中に,あの1974年のベリコフスキーとの対談(激論とも言う)の写真もあり,セーガンファンにはお勧めです.