Windows XP「CPUの二次キャッシュを正しく認識させる」は,意味無し.

http://www.mtblue.org/pc/tips/speed_up_xp.phpを参考にやってみて,CrystalMarkでベンチしてみました.

CPUの二次キャッシュを正しく認識させる

Windows XP は、デフォルトでは CPU の二次キャッシュのサイズを 256KB と認識(仮定)しますが、Celeron プロセッサではこれよりも二次キャッシュは少なく、Pentium 3・4プロセッサでは、逆に 512KB〜1MB といった多くの二次キャッシュを搭載しているため、Windows に正しい値を認識させることにより、処理効率を高めることができます。

レジストリエディタを起動し、HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Session Manager\Memory Management\ を開きます。ここに存在する SecondLevelDataCache の値を、使用している CPU の二次キャッシュの値(KB単位)とします(図20)。10進数で入力し、必ず「表記」フィールドで「10進」のラジオボタンを選択してください。その後、レジストリエディタを終了し、Windows を再起動してください。CPU の二次キャッシュが正しく認識された状態で起動するはずです。

まず,デフォルトのSecondLevelDataCacheがゼロの時.

[ MEM ]6652
Read : 2703.49 MB/s ( 2703)
Write : 1128.99 MB/s ( 1128)
Read/Write : 1131.98 MB/s ( 1131)
Cache : 16687.84 MB/s ( 1668)


次に,正しくCPUのL2キャッシュの値,2Mバイトを設定した場合.

[ MEM ] 6667
Read : 2787.01 MB/s ( 2787)
Write : 1106.21 MB/s ( 1106)
Read/Write : 1038.61 MB/s ( 1038)
Cache : 17145.62 MB/s ( 1714)


トータルスコアでは,むしろ遅くなったです(笑).
誤差なのか...いや,むしろ,Windowsがちゃんとキャッシュの値を自動的に認識しているんでしょうね.他のベンチマーク(計算速度とか)も,似たようなもんでしたし.