論文修正依頼

今日,この間投稿していた論文に対し,「原稿修正依頼」というのが来ました.ここの学会に投稿したのは初めてで,普通は判定は

1) 採録
2) 条件付採録
3) 不採録

だと思っていたのですが,ここは

a) 採録可能と思われる
b) 査読者の提示した条件を満足すれば,採録の可能性が高い
c) 現状では採録のレベルに至らない

と,なんか微妙に曖昧です...まあ,恐らく,担当の編集委員の方の御性格によるのかな,と想像しています.
要するに僕のはb)判定だったわけです.
査読者二名の評価と採録条件を読むと,良い学会で,担当の編集委員や査読者の方がしっかりしたレベルの高い研究者であることが分かります.曖昧に書いたところや,さりげなく逃げて記述を避けたところ,それから書き方が悪かったところが,全部突っ込まれています.これは頑張らなければ...

念のためですが,僕も査読をする時は,かなり真剣にやります.引用している参考文献も取り寄せて確認します.新規性,有用性,妥当性は自分の専門外の分野に及んでも調べます.そしてコメントを何ページにも渡って書きます.もちろんボランティアです.

...というか,しばしば言われるのですが,自分の論文に対してもこれくら気合を入れると,もう少しマシなものが書けるのかもしれないのですが,自分の論文の場合,前提や主張が既に長年に渡って頭の中で考えているためについ記述が甘くなってしまって,なかなか良い論文が書ける境地に達せません.
まだまだ修行の身です.