Intel HTは進化していた
昔,マルチコアCPUが存在しない頃,Intelのハイパースレッディング技術は,単に擬似マルチコアで,返って遅くなりました.
その印象が強かったのですが,最近,全てのIntel CPUがハイパースレッディングになっているので,改めてBIOS設定を変えてベンチマークしてみました.
また,古いCF-Y7についても,ハードディスクを速いものに換装したので速くなっているだろう・同時に使い込んでWindowsが肥大した分,遅くなった部分もあるだろうということで,ベンチマークを取り直しました.
機種名
| Mark | ALU | FPU | MEM | HDD | GDI | D2D | OGL |
CF-Y7BWYAXP(HT On) | 50770 | 13198 | 12448 | 9557 | 8405 | 3193 | 3105 | 864 |
CF-Y7BWYAXP(HT Off) | 47867 | 8397 | 8834 | 15083 | 8395 | 3278 | 3064 | 825 |
CF-F9KYFSDR(HT On) | 101020 | 30907 | 29622 | 21586 | 9339 | 5580 | 1738 | 2248 |
CF-F9KYFSDR(HT Off) | 83739 | 24840 | 22917 | 20540 | 6357 | 5298 | 1766 | 2021 |
CF-F9KYFSDR(custom) | 104025 | 32977 | 33031 | 21511 | 8577 | 3779 | 1838 | 2312 |
基本的にハイパースレッディングしか効いていないように見えます.
結果,新しいCF-F9が圧勝なのは当然として,CF-Y7でもCF-F9でも,Hyper threadingをオンにした方がスコアが高かったというのは,いまさらながらハイパー・スレッディングの評価が変わりました.
古いCF-Y7については,確かにハードディスクのスコアは上がったのですが,全体としては落ちてしまいました.なぜだろう...