今日の仕事

地上絵に絡めたわけじゃないのですが,明日はコンピュータ・ビジョン関係のミーティングがあるので,画像処理についていくつかプランを考えました.そのうちの一つに,基本的なテンプレートマッチング問題を入れました.


ある形が用意されたときに,画像の中からその形を探す手法の一つにチャンファー・マッチングがあります.チャンファー・マッチングも古典的かつ基本的な手法で,1988年に既に階層化チャンファー・マッチングという有名なエッジ探索手法が論文化されています.しかし階層化に単純な平均化ピラミッド画像生成を使っており,正確さにイマイチ疑問があります.他のマッチング手法として,特異点フィルタを使うものがあり,当時東大におられた品川先生という方が1998年に論文化しております.凄い性能なのですが,その分計算量が多くてリアルタイムなコンピュータ・ビジョンにそのまま使うのは難しい.
チャンファー・マッチングも特異点フィルタも,一番最初はモノクロ画像が対象だったところが共通しています.なので,特異点フィルタで多重解像度画像を作り,それぞれにチャンファー・マッチングをかけるというのがラフなアイディアです.

プログラムはだいたいそろってるので,あとはやる気を出してプログラミングするだけなのですが...やる気でろー(笑)