トンデモ本大賞2009

今年も池袋まで行って参りました.
今回の司会は立川談之助師匠声たん
声たん,今年は露出度が低いコスプレですねーと思っていたら,ラストにネタがばらされ,チェックすると確かにブログに書かれておりました.おめでとうございます.
今日の声たん公式ブログの写真
コスプレ 声の コーシキブログ » Blog Archive » 1999年の大予言から、10 年!
は,左から立川談之助師匠,皆神龍太郎さん,声たん,唐沢俊一さんで,全員,本日の出演者です.

ところで談之助師匠の本日の第一声は,「豚インフルは陰謀だった!」.私はマスク業界の陰謀とでも言うのかと思って聞いていると,ユダヤ人とイスラム教徒は豚肉を食べない」(笑).
「従って,陰謀組織と過激派が組んだ陰謀に違いない」いや論理飛躍してますが,止まりません(笑).

さて今回,「と学会エクストラ」が始まる前に「10周年記念研究発表」というのが光デパートさんによって行われました.
何の10周年かと言うと,「祝・ノストラダムスの大予言大外れから10周年」...しかし「実はノストラダムス(+五島勉)の予言は当たっていた!と学会は間違っていた!」という衝撃の研究報告でした.

「と学会エキストラ」の方は,今回は次の6名の講演者.

  1. 新田五郎さん -> いつものマンガネタ.エロ系含む.
  2. きだて たくさん -> 色物文具ネタ.エロ系含む.
  3. 皆神龍太郎さん -> フリーメーソンや遠野の河童等.正統的ネタ.
  4. 唐沢俊一さん -> マニアック本(「ひとりぼっちの性生活」)紹介.エロ系含む.
  5. 明木茂夫先生 -> 中国の地名等の表記について.正統的ネタ.個人的には一番面白かったため,後述.
  6. 酒井和彦さん -> いつもの「水」ネタ+グアム旅行ネタ.正統的...というか,インパクト低し.


明木先生のネタは秀逸でした.日本発行の,世界地図から教科書から公務員試験に至るまで,中国の地名等が漢字じゃなくてカタカナ化されてるとのこと.
残念ながら,子供の頃の学校の地図帳も,公務員試験対策専門学校で講師をしていた頃のテキストも捨ててしまったようなので,すぐには裏が取れなかったので,確認したい方は明木先生の同人誌をお買いになって下さい.
氏曰く,「中国各地だろうか南北朝鮮だろうが日本だろうが,漢字は発音が違っても字形を見れば意味が分かるところでつながっているのに,それをぶち壊している」と.その通りでしょうね.時間が無くて現地語についてガイドブックの一冊も買わずに中国に出張に行ったときに,漢字の意味がなんとなく分かるところに感動したものです.


あとは,トンデモ本大賞候補作紹介になって山本会長が登場するときの談之助師匠のセリフ「日本SF界が生んだルイス・キャロル」という前振り(どちらもロリコンということ)とか,トンデモ活弁大会の坂本さんのサザザさんとかが楽しかったネタでした.
今回のサザザさんは大変に苦労したそうです.作成するのに.


昨年は候補作は全て小粒,という印象ですが,今年は「浅く広く,古典的なネタばかり」という印象でした.


ちょっと困ったのは(最終的には余裕だったんですが),17時で終わると思って17時半に池袋を出れば間に合う予定でいたら,終わるのが17時半になってしまったことです.