J-POPパクリレポート

昔の日記にコメントが付いていましたが...
Love me, I love you - なぜか数学者にはワイン好きが多い

B'zの復活には・・・

再び松本さんが遠慮なくメロディをパクることしかないかと(笑)

【盗作】B'zのパクリ検証スレpt.40【日本一】
http://mamono.2ch.net/test/read.cgi/musicj/1227869475/

3年ほど前に,「あず」さんが秀逸なレポートを別冊宝島等に発表していたことを指摘しておきたいと思います.

http://www.amazon.co.jp/%E3%83%91%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%BB%E7%9B%97%E4%BD%9C-%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%AB%E4%BA%8B%E4%BB%B6%E5%8F%B2-%E5%AE%9D%E5%B3%B6SUGOI%E6%96%87%E5%BA%AB-%E3%81%B8-1-83/dp/4796668160

フリッパーズ・ギターとB'z

さて,まずはJポップとパクリの歴史の話をしよう.時代は1998年〜89年(ママ)までさかのぼる.
(中略)
フリッパーズ・ギター小山田圭吾小沢健二を中心に結成された,後に「渋谷系の中核」として祭り上げられることになったグループ.彼らは,豊富な洋楽の知識を駆使し,洋楽をネタに曲をつくり発表するというスタイルをとった.雑誌では「ぼくらはパクリをやっている」と公言.彼らのパクリの方法は実に確信的で,客観的なものだった.彼らは「ロックのオリジナリティやメッセージは大事だよね」という考え方を否定.「センスこそ全てでしょ?」という音楽へのアプローチを示し,マニアックな音楽ファンから熱烈な支持を受けることになった.


一方のB'zは,ハード・ロック好きの二人組.彼らが自身の作品で追求したのは,自身が大好きなハード・ロックと,売れ線のメロディ・アレンジを組み合わせ,いかに世間に受ける曲を作ることができるかだった.彼らにとってパクリとは「実はこういう音楽が僕ら好きなんだよね」というリスナーへの告白のようなものだった.

(竹内梓, オレンジレンジ「パクリ騒動」の真意〜パクリで進化してきたJポップ オレンジレンジこそJポップの集大成である!,pp. 50--70)

フリッパーズ・ギターもB'zも,完全にパクっていたわけじゃなく,プラスアルファがあったと言えるのは,昔,学生の頃にどちらも聞いていたからです.今も聞いていますが.
B'zは最初に「銀座ジュエリーマキ」のCMで音楽(太陽のKOMACHI-ENGEL,LADY NAVIGATION)を聴いた時はTMのコピーバンドだと思っていましたが,その後,大学に進学後にミニアルバム「MARS (B'zのアルバム) - Wikipedia」を聞いてから,気に入ってしばらく買い集めていました.
フィリッパーズ・ギターは自分がアルバムを買ったりしたことはありませんが,全盛期当時に,その当事の恋人が大ファンだったので,その人の部屋で聞いていました.

(「あず」さんのレポートは残念ながら,B'zのデビュー&全盛期に「Executive Producer: Daikoh Nagato(Being)」とクレジットされていた長戸大幸氏については,触れられていません)


そもそも「全てのロックはThe Beatlesにある」という話もあるくらいで,確かにそう言われるとそんな気もしてしまいます.ビートルズの前にもシナトラとかプレスリーとか大御所群はおりましたが,一つのスタイルじゃなく,「実験音楽」を続けたのはビートルズが最初じゃないかと思っています.それゆえ,ビートルズには色んなスタイル・ジャンルの曲があるのは間違いないと思います.
なので,B'zがパクリだったら,あらゆるポップスがビートルズのパクリになるのではないかと思います.ゆえに,B'zはパクリとは言えない,と私は思っています.