GNU総裁・RMSは正しかった

ストールマンは正しかった − @IT

サポート業務でソフトウェア産業が成り立つわけがないし、そもそも誰がEmacsPerlの使い方について電話で問い合わせたりするのか。あるいは、オフィスソフトのサポートで誰がお金を払うだろうか。
(中略)
かつてハッカーのオモチャと冷笑されたOSSが、複雑肥大化する企業のITシステムに入りつつあることが、サポート業務を現実的なビジネスにしている。ストールマンは、ITが高度情報社会のインフラとして社会に入っていく姿を予見していて、そのときに社会全体で開発効率がいい(いい換えると競争力がある)のはオープンソースモデルであると見抜いていたのだろうか

オープンソースが売りの企業で,真っ先に思い浮かぶのはMySQL社.
MySQL
ダウンロードのページを見ると.

I Can Do It Myself | I Want Enterprise-Grade Software, Services & Support

という選択肢があって,「I Can Do It Myself」の方では,プログラムのソースも入手できます.「Enterprise-Grade」の方では,サポートのレベルのよって数万円から数十万円の範囲で買うことができます.
MySQLのパフォーマンスを最高に引き出すカスタマイズが年間50万で買えるなら,そこそこの企業なら人件費を考えると買うと思います.

重要なのは,この言葉.

「英語のfreeには無償という意味が強いが、私の言うfreeは日本語のジユウに近い」。ストールマンは、そう語りながら、“ジユーナ”(自由な)という日本語の単語を連発した。

フリーソフト」の「フリー」は,「自由」と「無料」の両方の意味がある,と,大昔からストールマンは言っていました.
オープン・ソース・ソフトウェア(OSS)は,「タダソフト」とイコールではありません.