「日本数学会出版賞のお祝い会」

ちょっと前に
日本数学会 春の賞 - なぜか数学者にはワイン好きが多い
という日記を書きましたが,それに関係しまして,「日本数学会出版賞のお祝い会」というメールが来ました.

この度、小林昭七先生と野水克己先生が日本数学会出版賞を受賞されました。現在小林先生は、慶應義塾大学に滞在されております。この滞在中に、慶應でささやかなお祝いの会を催そうと計画しております。

日本にお出でだったのですね.4月の後半だそうなので,行けられれば行きたいと思っています.
前の日記では小林先生のhttp://www.amazon.co.jp/%E6%9B%B2%E7%B7%9A%E3%81%A8%E6%9B%B2%E9%9D%A2%E3%81%AE%E5%BE%AE%E5%88%86%E5%B9%BE%E4%BD%95-%E5%B0%8F%E6%9E%97-%E6%98%AD%E4%B8%83/dp/478531091X/ref=sr_1_3/249-4733320-5837164?ie=UTF8&s=books&qid=1174749007&sr=1-3
を紹介させて頂きましたが,野水先生のこちらの本にもお世話になりました.
http://www.amazon.co.jp/%E7%8F%BE%E4%BB%A3%E5%BE%AE%E5%88%86%E5%B9%BE%E4%BD%95%E5%85%A5%E9%96%80-%E9%87%8E%E6%B0%B4-%E5%85%8B%E5%B7%B1/dp/4785311274
小林先生の「曲線と曲面の微分幾何」と,野水先生の「現代微分幾何入門」の共通点は,「接続」がキーワードとなっている点です.ただ,野水克己先生の「現代微分幾何入門」は,本の最後の章が「ローレンツ幾何学」ということで,バリバリにアインシュタイン相対性理論になっています.ちなみに小林昭七先生の「曲線と曲面の微分幾何」の改訂版(ソフトカバーの方)は,本の最後の章が「極小曲面」ということで,微分幾何の王道的な増補が入っています(とは言え,極小曲面が大流行したのも,一昔前の話になってしまいますが).