イグ・ノーベル賞2007

イグ・ノーベル賞,去年も日記に書いていたのですが,引用していなかったので,ニュースサイトの記事は消えてしまったようですね...
イグ・ノーベル賞2006 - なぜか数学者にはワイン好きが多い


なので,今年は引用させて頂きます.
http://www.asahi.com/science/update/1005/TKY200710050313.html

2007年10月05日18時11分

 「人々を笑わせ、考えさせてくれた研究」に贈られるイグ・ノーベル賞の授賞式が4日、米ハーバード大であり、国立国際医療センター研究所の元研究員、山本麻由さん(26)が化学賞に選ばれた。牛のふんからバニラの香りの成分である「バニリン」を抽出する方法を開発した功績。
イグ・ノーベル賞ハーバード大系のユーモア科学誌が91年に創設し、毎年10部門前後に贈られる。日本人が関係する受賞は12件目となる。

http://www.cnn.co.jp/science/CNN200710050006.html

2007.10.05
Web posted at: 20:49 JST

  • CNN

ボストン──「笑えるとしか言いようがなく、しかも記憶に残り、人々を考えさせる業績」に贈られる年恒例のイグ・ノーベル賞の第17回授賞式が4日夜、米ハーバード大学サンダース・シアターで催され、牛の糞(ふん)からバニラ香料成分を抽出した日本の山本麻由さん(26)が化学賞を受賞した。

国立国際医療センター研究所に所属する山本さんが受賞した研究内容は「牛糞からバニラの芳香成分vanillinの抽出」。牛の糞ときいて、会場からはどよめきが起こった。壇上では、牛の糞から抽出した香料を使った「バニラ」アイスクリームが式に多数参加した本家の「ノーベル賞」受賞者に配られ、教授らは意を決した表情で口に運んでいた。

今年の授賞式のテーマは「チキン」。このテーマは、授賞者選考には関係ないものの、式典途中に演じられるミニ・オペラや、過去の受賞者のスピーチ、授賞トロフィーなどのモチーフとなった。

式典中の注意事項として、鶏の投げ込みが禁止されたほか、授賞式の風物詩となっている紙ヒコーキについては、「航空関連テロ」対策が強化されている昨今の情勢を踏まえ、飛ばすことが原則禁止となった。しかし、サンダース・シアター基準に準ずるものだけは投げ飛ばすのが許された。

毎年、壇上の紙ヒコーキを掃除する役目を担うのはノーベル賞受賞者のロイ・グラウバー教授。今年もすげ笠をかぶってほうきを手にした姿で登場、壇上で紙ヒコーキを待ち構え、喝さいを浴びた。

http://www.sanspo.com/shakai/top/sha200710/sha2007100600.html

人を笑わせる研究で科学への関心を高めた功績に贈られる「イグ・ノーベル賞」の授賞式が4日、米マサチューセッツ州ハーバード大学で開かれ、牛フンからバニラ香料成分を抽出した日本人研究者の山本麻由さん(26)が化学賞を受賞した。「イグ−」賞(計10部門)は同大のパロディー科学誌が贈呈する恒例イベント。1991年の創設以来、日本人の受賞は山本さんの研究で12件目。

 「牛のフンでバニラ香料…」とアナウンスされてざわめく会場に、山本さんはさっそうと登場。英語で「サンキュー。想像してください、牛のフンを温めたときのニオイを」などとスピーチ。研究製法をまねて作られたアイスクリームが壇上の本物のノーベル賞受賞者に振る舞われると、会場から「食べろ!」の大合唱が起き、大興“フン”に包まれた。

イグ・ノーベル賞、日本人に再び受賞者 | スラド

Re:軍にはこういう趣味の人も結構いそうだが (スコア:3, おもしろおかしい)
flutist (16098) のコメント: 2007年10月05日 15時34分 (#1229686)

ていうか BBC World の 'Gay bomb' ていう見出しがスゲー。
敵兵上で炸裂して薬剤をばらまくと、みんな発情して、別の意味で「戦場」になってしまうという。まさに最終兵器。敵兵に楽園をもたらすとも言え、平和賞にこれほどふさわしいものもあるまい。

(なんか,古代ギリシャの戯曲「女の平和」を彷彿とさせますね.)

USA Todayでは,イグ・ノーベル授賞式の説明もしてくれてますね.
Ig Nobels honor 'weird science' - USATODAY.com

The ceremony was kept on track by an 8-year-old girl, known as "Miss Sweety Poo," who cut-off acceptance speeches that went over their alloted 60 seconds by repeatedly saying, "Please stop, I'm bored."
(意訳)
イグ・ノーベル賞授賞式では,8歳の「ミス・スイーティー・プー」と呼ばれる少女が,1分を超える長すぎるスピーチを終らせるべく,「もう終わりにして.あたし,飽きちゃった」と言うことにより円滑に進められる.


このイグ・ノーベル賞の過去の受賞者としては,トンデモ本ファンでは知らない人はいない,あのフォン・デニケンもおります.イグ・ノーベル文学賞でした.
あれ?デニケンの著作って,さすがに絶版になってるのが多いのでしょうか?
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