米軍イラク英雄報道の大ウソ

当時から話題にはなっていたことですが.

http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200704250009.html

公聴会ではこのほか、イラクで03年に敵側の捕虜となり、米軍に救出されたとしてメディアの注目を浴びた元兵士ジェシカ・リンチさんも証言し、イラク兵と戦った女性版「ランボー」だとする報道内容が真実ではないと述べた。
(中略)
「米国人は英雄のあるべき姿を判断する能力を持っており、うそを吹き込まれる必要はない。わたしは帰国して真実を語ることができて幸運だったが、大勢の兵士はパット・ティルマン氏のようにそうする機会がなかった。戦争の真実は必ずしも簡単ではなく、真実はいつもうそより英雄にふさわしい」

http://www.asahi.com/international/update/0425/TKY200704250344.html

プロフットボールリーグ(NFL)スター選手の座をなげうった陸軍兵士の「名誉の戦死」は、軍幹部らがでっち上げた美談だった――。こんな疑惑が24日、米下院の政府改革委員会の公聴会で取り上げられた。

こういう話題をみると,アメリカも案外捨てたものじゃないな,という気がします.
戦争にプロパガンダは付き物ですが,個人の自由が常識となっている現代で,国の発表をそのまま信じなければならない義理はありません.ウソはウソだと判断できる情報収集能力を持ちたいものです.