誰が知的生命体を作る知的生命体を作ったのか

Intelligent Design Watch - CSI
CSICOP(サイコップ)オンラインからのニュースで知りました.
Intelligent Design(ID)を主張するように,偶然的な進化でこんな知的な生物(=人類)が自然に発生することは有り得ない.どこかで知的生命体が関与したに違いない,と言うなら,その「知的生命体」やらは誰が作ったのか,という,至極全うな議論です.

Writing in the November 2006 issue of Harper’s Magazine, author Marilynne Robinson tried this line of attack. She was responding to a version of the who-designed-the-designer argument offered by British biologist Richard Dawkins:

That God exists outside time as its creator is an ancient given of theology. The faithful are accustomed to expressions like “from everlasting to everlasting” in reference to God, language that the positivists would surely have considered nonsense but that does indeed express the intuition that time is an aspect of the created order. Again, I do not wish to abuse either theology or scientific theory by implying that either can be used as evidence in support of the other; I mean only that the big bang in fact provides a metaphor that might help Dawkins understand why his grand assault on the “God Hypothesis” has failed to impress the theists.

「マリリン」と言うから,てっきり世界一の知能指数を持つと言われていて,パレード誌の「マリリンに聞く」で余りに有名なマリリン氏Marilyn vos Savantかと思ったら,作家のマリリン氏マリリン・ロビンソン:ハウスキーピングでした.私は知らなかったのですが,かのピュリッツアー賞を取った方だとか.
そんな受賞者の方でも,サイコップのドーキンス博士に対してI mean only that the big bang in fact provides a metaphor意訳:「(宇宙の)ビッグバン(によって宇宙の歴史が始まったという)事実は『メタファ』だ」と宗教的な反論をしています.

日本には,上にあるようなtheology(神学)というものは,ほぼ無いですから,欧米とは事情が違います.その違いも一長一短ですが,日本でインテリジェント・デザインが主張されることが少ないのは,ありがたいことです.
...もっとも,代わりに精神論を重視した教育基本法改悪(そしてそれを素晴らしいと主張する某マスコミ)もありますが.

 それなのに、民主党は、改正絶対反対の共産、社民両党と一緒に「採決阻止」を叫んでいる。これでは、多くの国民が心を痛めるいじめ自殺まで、採決先延ばしの材料にしていると言われないか。

「言われないか。」と聞かれましても.それなら,

 やらせ質問は議論の活性化が目的だったと政府は釈明するが、これはやはり行き過ぎがあったと言わざるを得ない。

多くの国民が心を痛める「やらせ質問」などなどから逃げるため,強引に採決したと言われないか。と,読売社説を書いた人に聞いてみたいです.
自民党の人たちにダーウィンの進化論についてアンケートをとったら,「ダーウィンは間違っている.高尚な人類の祖先がサルだなんて有り得ない」とか言う人が多かったりして.(まさか,そこまで落ちぶれてるとは思いたくないですが...)