いわゆる狂牛病問題

tullio2006-03-08

少し前から,アメリカの牛のBSE(Bovine Spongiform Encephalopathy:牛海綿状脳症)の話題がマスコミに出てます.一時期沈静化したなぁと思ったら,最近,税関でひっかかった輸入品があったということで,また話題になってます.

私は数学・物理・心理学・情報学が専門で,生物・化学・医学・獣医学は専門外です.ですからBSEも関心はなく,牛丼屋にも平気で行っていました.

しかし先月,今月と東京と仙台に出張に行った時に,古書店でたまたま関連書籍を買いまして,いかに恐ろしいものかを(雰囲気だけでも)知りました.
買った本は,写真のものですが

  • リチャード・ローズ著,桃井健司・網屋慎哉訳,「死の病原体プリオン」,草思社,1998年
  • マクシム・シュワルツ著,山内一也監修,南條郁子・山田浩之訳,「なぜ牛は狂ったのか」,紀伊国屋書店,2002年

です.

まずは仮にも心理学や精神医学をかじっているので,「クロイツフェルト・ヤコブ病」の名前が真っ先に出てきてとても驚きました.日ごろの勉強不足で,関連があるとはまるで知りませんでした.

今は,牛どころかブタや羊の肉を食べるのも,牛乳を飲むのも,病院で何かの検査を受けるのも怖いくらいです.でも,本の内容は,新しい方でも2002年に日本で発行されたものなので,情報が古い可能性があるので書きません.しかしクロイツフェルト・ヤコビの兄弟なら,今でも致死率は,99%は超えているのではないかと思います.

今まで無関心でしたが,いい加減な輸入措置には反対することにしましょう.いまさらですが...