日本数学会秋季総合分科会の講演申込

を,さっき送ってきました.間に合うかな...

情報処理学会も応用数理学会も,全国大会の類はWebで申込です.
しかし数学会は,2003年発行の会員名簿に挟み込まれている申込書に手書きして郵送することで申込です.申込書は,OHP講演を希望する場合は朱書きで「OHP希望」と書くことになっています.それを書かなければ,黒板講演とみなされます.
会員名簿は,どうやら職場の引越しの時に処分してしまったみたいなので,数学会事務局に電話してお願いして,講演申込書だけ送ってもらいました.

ネタとしては,広田の双線形化法とシンプレクティック法,シンメトリック法の関係について調べる,というようなものです.
昨年は,事例紹介のような感じで,ハミルトニアンを関数としてプログラミングすれば,あとは自動微分法とシンプレクティック数値積分法で自動的に力学系のフローを計算してくれるシステムについて発表しました.
あ,そういやフリーソフトとして公開予定と言っていて,まだやってないのを思い出しました...まあいいや.
今年は,スパコンクラスタが一切使えない環境になってしまったので,鉛筆とノートとMathematicaだけを使ったわりと理論的な発表になっちゃいます.

数学会や応用数理学会は参加すると本当に楽しくて,自分が本当にやりたいことはこの辺の研究なんだなあと実感します.でも,これらは参加することが研究所として認められないので,自分の科研費を使っての参加です.来年,なんらかの金が取れなかったら参加できないよ.どうするよ.
あ,自腹という手が(笑)

まあ,それ以外の手として,現在,センサーによる人の位置の追跡に,シンプレクティック数値積分法を使うことを構想してます.甘利先生が人工知能系の研究にリーマン幾何学を持ち込んだような感じですかね.私はシンプレクティック幾何学を持ち込もうと思います.持ち込むこと自体はできると思います.たぶん.しかし綺麗にまとめようとすると難しそうです.いろんな量の対応付けと解釈が必要で,きっちりするのは私の苦手な仕事です.

でもまあ,がんばります.