さすがに大丈夫だろうと思ったインターネット国勢調査でしたが

今年,東京都内からは国勢調査がブラウザを使ってネット上で出来るようになりました.
内容を調べた限り,特に問題は無いように思えたのですが,よくよく調べると若干の問題があるように思えます.
国勢調査を行うためのサイトは公開されております.というか,若干の問題があること自体が,そのサイトで公開されております...
http://www.e-kokusei.go.jp/guide/help_census_safety.html

 利用するブラウザによっては、上記c.の「信頼された認証局から発行されていること」の確認ができないことにより、下のような警告メッセージが表示されることがあります。
 原因は、「サーバ証明書」を発行している政府共用認証局自己署名証明書(本システムでは、「安全な通信を行うための証明書」と呼びます。)がブラウザに登録されていないためです。

これがオレオレ認証かどうかは微妙なところです...今まで遭遇したことがなかったので,考えたこともありませんでした.

Firefoxでは,www.e-kokusei.go.jpにアクセスして「ステップ1」のボタンを押しても,特に警告は出ません.
何か出るのじゃないかと思っていたので,なぜ何の警告も出ないのだろうか...と思ってサーバ証明書の確認をしようとすると,

発行者が「Japanese Government」となっております.
これはGPKI(Government Public Key Infrastructure)というヤツで,過去に何度も盛り上がっております
(例えば,総務省「電子申請・届出システム」は信頼できるか | スラド

日本のFirefoxでは認めていてあらかじめインストールされているので,何の警告も出なかったということです.

また、日本政府との協力により、ユーザが電子政府システムを安全に利用できるよう、GPKI (政府認証基盤) ルート証明書を実装しました。

じゃあ,国内でシェアの低いブラウザは...?と思ってOperaでアクセスしてみると,案の定,警告がでます.

圧倒的シェアのIEはどうかと言うと,Windows 7Internet Explorer 8では,次のように非常に微妙なメッセージがでます.

一般ユーザに「信頼すべきですか?」って聞かれてもねぇ...

Mozilla日本法人が絡んでいないと思われるバージョンだと警告が出るだろうなぁと思って,FreeBSDからFirefox3でアクセスしてみたところ,案の定,警告が出ました.

いまいち納得いかないので,専門家の意見モトム...