安斎先生と浅見先生

この写真は,最近,アマゾンで買って面白かった2冊です.
http://www.amazon.co.jp/%E3%81%AA%E3%81%9C%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%83%88%E5%AE%97%E6%95%99%E3%81%AF%E7%94%9F%E3%81%BE%E3%82%8C%E3%82%8B%E3%81%AE%E3%81%8B-%E6%B5%85%E8%A6%8B-%E5%AE%9A%E9%9B%84/dp/4818402575

オウム真理教事件が表面化して以来、日本人は怪しげな宗教に対して多少警戒心を抱くようになった。しかし宗教関係のトラブルが未だ絶えないのは何故なのか。カルトとは何か、具体的な例をあげてその本質にせまる。

http://www.amazon.co.jp/%E3%83%9F%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%AB%E9%BB%99%E7%A4%BA%E9%8C%B2-%E8%AC%9B%E5%BA%A7-%E8%B6%85%E5%B8%B8%E7%8F%BE%E8%B1%A1%E3%82%92%E7%A7%91%E5%AD%A6%E3%81%99%E3%82%8B-%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3-%E3%83%9E%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%8B%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A5/dp/4876992835

UFOの着陸跡と呼ばれ世界中を騒がせたミステリーサークル。サークルはどのようにしてできたのか。多くの謎につつまれているサークルの意味とその原因、調査の様子を紹介する。

「カルト宗教」の方は,浅見定雄先生.「ミステリーサークル」の方は,監修が安斎育郎先生.
この尊敬すべきお二人には,沢山の共通点が感じられます.
まず,失礼ながらお二方ともお歳をめした方にも関わらず,主張は大変熱いこと.
次に,お二人とも,ご自分の御専門外の学術分野でも有名なこと.浅見先生は神学者にも関わらず心理学や精神医学でも有名ですし,安斎先生は社会学や核物理学が専門だったにも関わらず,やはり心理学や懐疑論者の間では有名です.
3つ目に,お二人とも,象牙の塔にこもらずに積極的に社会に発言なさっていること.

というわけで是非チェックして頂きたいので,もうちょっとだけ御紹介致したいと思います.

浅見定雄先生は,兼ねてより一般向けの啓蒙書で有名でした.
その際たるものは2冊あり,
http://www.amazon.co.jp/%E3%81%AB%E3%81%9B%E3%83%A6%E3%83%80%E3%83%A4%E4%BA%BA%E3%81%A8%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BA%BA-1983%E5%B9%B4-%E6%B5%85%E8%A6%8B-%E5%AE%9A%E9%9B%84/dp/B000J79BTU/ref=sr_1_6?ie=UTF8&s=books&qid=1241961388&sr=1-6(著書)
Amazon CAPTCHA(訳書)
です.

安斎先生は相当な数の著書がおありなので,私が持っている本の中からセレクト致しますと,
http://www.amazon.co.jp/%E4%BA%BA%E3%81%AF%E3%81%AA%E3%81%9C%E9%A8%99%E3%81%95%E3%82%8C%E3%82%8B%E3%81%AE%E3%81%8B%E2%80%95%E9%9D%9E%E7%A7%91%E5%AD%A6%E3%82%92%E7%A7%91%E5%AD%A6%E3%81%99%E3%82%8B-%E5%AE%89%E6%96%8E-%E8%82%B2%E9%83%8E/dp/4022569271/ref=sr_1_9?ie=UTF8&s=books&qid=1241961557&sr=1-9(著書)
http://www.amazon.co.jp/%E7%A7%91%E5%AD%A6%E3%81%A8%E9%9D%9E%E7%A7%91%E5%AD%A6%E3%81%AE%E9%96%93-%E3%81%AF%E3%81%96%E3%81%BE-%E2%80%95%E8%B6%85%E5%B8%B8%E7%8F%BE%E8%B1%A1%E3%81%AE%E6%B5%81%E8%A1%8C%E3%81%A8%E6%95%99%E8%82%B2%E3%81%AE%E5%BD%B9%E5%89%B2-%E5%AE%89%E6%96%8E-%E8%82%B2%E9%83%8E/dp/4780302757/ref=sr_1_6?ie=UTF8&s=books&qid=1241961557&sr=1-6(著書)
です.

ご本人達はユーモアのある方なのですが,著書では比較的硬い文体になっています.そんな印象を受ける原因は,熱い主張がゆえに,真摯な文章になっているからだという印象が強いです.
そんな真剣な熱さが嫌いじゃなければ,是非ご一読をお薦めしたいです.
どの書籍も幅広い分野の知識と調査や講演を通じた実社会の経験を元に書かれた深いもので,知的刺激を受けること間違い無しです.