日本応用数理学会2008年度年会企業展示

特に3社とよくお話しました.

一社目は,HPCさん.
安価でコンパクトな小規模クラスタシステムが面白そうでした.
http://www.hpc.co.jp/product/hpc6000/boxclusterml.html

BoxClusterMLは電源や空調を整備したサーバルームを用意しなくても、オフィスや研究室に設置して届いたその日から運用がはじめられる4ノードパーソナルクラスタシステムです。

イケメンのお兄ちゃんが,マザボまで引っ張り出して見せてくれて,詳しく説明してくれました.


二社目はサイバネットさん.
特にMapleについて,
数式処理・数式モデル設計環境 Maple:サイバネット
以前からお話していたMatlab系担当の山口さんに色々説明してもらいました.
彼女が特に今回強調していたのは,グラフィカル言語から数式を自動作成するこちら.
http://www.cybernet.co.jp/maple/product/toolbox/bi/bi.shtml

BlockImporter for SimulinkRは、Simulinkダイアグラムのモデルから数式モデル(連立微分方程式系)への変換を行うためのツールです。
Simulinkダイアグラムを連立方程式系に変換した上で、Mapleが持つ高度な数式処理機能を用いて、数式ベースでの解析や最適化、また冗長な変数や代数ループの消去などシンプルな数式モデルへの簡単化を実現できます。

昨年,日本VR学会の秋の大会でMathematicaインタラクティブ・デモをした話をしたのですが,Mapleの方がインタラクティブにパラメータ値を変化させるデモを作りやすく,研究者の中ではMapleMathematicaの両方を使っている人も多いとのことです.
ちなみに,相変わらずの美人さんで,次は来週の日本数学会秋季総合分科会で東工大にまた来るとのこと.


三社目はAMDさん.私もIntelのCPUを使い慣れているのですが,HPCの分野ではAMDプロセッサを採用しているものが多いのでOpteronのサーバを買ってみたのですが,色々と微妙な違いに戸惑いがありました.そのいくつかの問題を聞いてみたところ,明確に答えて下さりました.
少し前まで,情報処理学会の学会誌で仮想マシンについての連載があったのですが,そのAMDの回の執筆をなさった方だそうです.


どの会社も,CSR企業の社会的責任 - Wikipedia)貢献が抜群だと思います.
凄い.ぜひ取引したくなります.