日本応用数理学会2008年度年会2日目

本日のトンデモな話題は,「講演予稿集に余りにミスプリが多いため,全員に新版を発送し直す」というもの.
450ページ近い論文集を,もう一度,参加者全員に再印刷したものを送付するとのこと.
(確かに数式や図が消えているものが多いのですが,私の原稿は無事でした.PDFファイル投稿だったのですが,私はWindows XPWindows 2000LinuxFreeBSDでフォント化け等が無いのを確認しました.)
相当な金がかかるでしょうねぇ.


今日の講演では,フランスはINRIAのGomezさんの,かなり昔からある数値解析パッケージ「Scilab」のプロジェクト紹介が面白かったです.
http://www.scilab.org/ja/
質疑応答で「無料だと強調しているのに,なぜWindowsMapleを使ったデモをしたのか?それらは無料ではない」と突っ込まれて,「いや,Mapleは単に使い慣れてるから...あ,そういえば,私はPowerPointも使ってプレゼンをしてしまった!Oh!」とジョークで返してました.


ところで,機能の新井先生の錯視の研究紹介が好評だったので,もう一つ勝手に紹介です.
これも,ウェーブレット・フレームレットで解析して発見したそうです.

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金土木月金土木月金土木月金土木月金土木月金土木月金土木月金土木月金土木月
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金土木月金土木月金土木月金土木月金土木月金土木月金土木月金土木月金土木月
金土木月金土木月金土木月金土木月金土木月金土木月金土木月金土木月金土木月

ちょっと離れて見ると,やっぱりなんかちょっと傾いた線のイメージが見えます.
日本語の漢字の列だけで,なぜ錯覚が起きるのか,ちょっと不思議です.
数学的には証明されていても.
錯覚が好きな数学者と言えば,エッシャー辺りに,こんなフィルタリングの研究を紹介したら,どう反応するか考えてみたいものです.