まつもとゆきひろ氏(ひろゆき氏?)による「サルでも分かる」

最初,
第1回 サルでも分かるプログラミング言語の新潮流【前篇】 (1/2) - ITmedia エンタープライズ

近ごろプログラマーかいわいで、「関数型プログラミング言語」という言葉をよく耳にするようになった。

近頃?!?!
と目が点になりました.この図にも,Satherも載っていませんし.LogoもPrologObjective-Cも載ってませんし.
プログラミング言語系統図(概略)
しかし,しっかり自己ツッコミが入ってました...

この図では非常に簡略化しています

だから、自分の愛着のある「あの言語」が載っていないからといって文句を言わないで欲しい。わたし自身、泣く泣く割愛した言語も多い。

後半になると,流石に専門的になってました.
第2回 サルでも分かるプログラミング言語の新潮流【後編】 (2/3) - ITmedia エンタープライズ
ただ,ちょっと気になったことが.

このページで出てきた専門用語
lambda

「らむだ」と読む。Lispの数学的背景となる「ラムダ算法」からきている。関数を定義する構文。

元が「Lambda Calculus」で,「ラムダ計算法」と訳されることが多いと思うのですが,そこは何かこだわりがあるのかもしれません.
Lambda Calculusは面白くて,学生の頃に「数学セミナー」誌で知ってから,長々とノートに計算式を書いた記憶があります.研究室配属になる時に,教官に「ラムダ・カリキュラスとグラスマン代数の勉強をしています」と話したら,面白がられたことを思い出します.当時,助教授だった教官も,とうの昔に教授に.

閑話休題

まつもとゆきひろ氏も名実共に著名になられ,GNU総裁リチャード・ストールマン氏率いるフリー・ソフトウェア基金のFFS賞の,最終選考まで残られたそうです.
ChangeLog:FSFの2つの賞はSahana ProjectとTed Ts'oの手に | OSDN Magazine

Award for the Advancement of Free Softwareは1998年に始まり、毎年、コミュニティーが推薦した個人に授与されている。過去には、Larry Wall、Miguel de Icaza、Lawrence Lessig、Alan Coxらに授与された。今年最後選考にまで残ったのは、Ts'oのほか、Wietse Venema(Postfixメール・システムの作成とセキュリティー・ツールに関する業績)とまつもとひろゆきRubyプログラミング言語の設計)の 2人だった。

上の記事では,ここ10年くらい変わらない見かけの,ストールマン氏(RMS氏)も写真に写っています.
が,多分,ミスだと思うのですが...「Rubyプログラミング言語の設計」に,似た名前の人がいたのかどうかは知りません...多分,「まつもとひろゆき」は,「まつもとゆきひろ」の間違いだと思います.「ひろゆき」という,某巨大掲示板管理人さんはおりますが...