Teasing Secrets from the Dead

http://www.amazon.co.jp/%E6%AD%BB%E4%BD%93%E3%81%8C%E8%AA%9E%E3%82%8B%E7%9C%9F%E5%AE%9F-%E3%82%A8%E3%83%9F%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%82%B0/dp/416765153X

面白かったです.
なんとまぁ,p. 248ページには,またまたジミー・ホッファの名前が.
空飛ぶ円盤の話 - なぜか数学者にはワイン好きが多い
裏表紙には「『死体は語る』の上野正彦氏推薦」と書いてありますが,この文庫本には上野氏の推薦文等はありませんでした.
あいにく私はパトリシア・コーンウェルの小説は2冊くらいしか読んだことがなく,「死体農場」の話は知りませんでした.それだけに,研究者としてはある種のショックを受けました.確かに,死体を地面の上に置いて,腐敗させるままにして観察するということは,言われてみれば腐敗の進行状況を知るために科学的に必要なことです.でも,道徳心もあり,言われないと思いつきもしません.
とは言え,この訳書の文章は柔らかく,エグくありません.
本当に,人間味に溢れています.