空飛ぶ円盤の話

ずっと読みたいと思っていた文庫本，やっと買って読めました．
http://www.amazon.co.jp/%E4%BA%BA%E9%A1%9E%E3%81%AF%E3%81%AA%E3%81%9CUFO%E3%81%A8%E9%81%AD%E9%81%87%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%AE%E3%81%8B-%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%94%E3%83%BC%E3%83%96%E3%83%AB%E3%82%BA/dp/4167651254
普通，超常現象の本はエピソードや事件ごとにまとまって書かれているのですが，この本はだいたい時系列に書かれていて，勉強になります．
全部で638ページあるのですが，そのうちの46ページは訳者の皆神龍太郎さんが，21ページは解説者の瀬名秀明さんが書いており，関係者の気合の入り方が伺えます．
ただし，日本のことについてはほとんど書かれておりません．皆神さんはもちろんよくご存知のはずなのですが，皆神さんの捕章はタイトルが「その後のロズウェル事件（UFO神話1994--1999）」なので，日本のUFO事件については触れられていません．ところが，たまたま一緒に買った本に，日本のUFOの話が少しだけ載っていました．
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249ページ〜257ページに，わずかにCBA(Cosmic Brotherhood Association：宇宙友好協会)の解説があります．しかし，とても民俗学的にも心理学的にもとても面白い話，「りんご送れC」事件や，北海道の「ハヨピラ・ピラミッド」については残念ながら記述されておりません．

なお，「人類はなぜUFOと遭遇するのか」の462ページに，さりげなく「訳者注--ジミー・ホッファは，全米トラック運転手組合の会長を務めていた人物だが，1975年にデトロイトのレストランの駐車場から姿を消し，以後行方不明のままになっている人物．その失踪の裏には，マフィアがからんでいた，とも言われている」という面白い話も紹介されています．
ジミー・ホッファについては，下記の本に，大衆向けに面白おかしく（おかしくはないかもしれませんが，興味をそそるように）詳しく書かれています．
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この本の内容が正しいとすれば，本人もほとんどマフィアのような活動を行っていて，かつ失踪した時は既に組合の会長では無かったそうです．