「あるある」報道メタ分析

例の捏造番組についての報道(blog,Web掲載含む)って,いくつかに分類できそうなことが分かってきました.
(以下の分類は,私の主観です.定量的な根拠があるわけではありません.)

1. 比較的淡々と出てきた事を報道するところ
例:
http://www.asahi.com/culture/update/0129/017.html

関西テレビ制作の生活情報番組発掘!あるある大事典2」のデータ捏造(ねつぞう)問題で、関西の大手民放4社の中で「一人勝ち」を続けてきた関西テレビの足元が揺らいでいる。
(中略)
関西テレビはフジ系とはいえ、筆頭株主のフジの出資比率は19.85%にとどまり、2位の阪急阪神ホールディングスが19.10%を持つ。「阪急阪神東宝グループ」の一角に加わっており、経営の独立性は強い。

2. ここぞとばかりに似たようなネタを探しまくるところ
例:
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070128k0000m040114000c.html

ねつ造が明らかになって打ち切られた関西テレビ制作の番組「発掘!あるある大事典2」の前身の番組が98年10月25日に放送した「快眠」で、レタスの催眠作用についてマウスを使って実験した千葉科学大の長村洋一教授(健康食品学)は「マウス実験では眠らなかったのに、あたかも眠っているように映像を編集されたうえ、効果があるという別の大学教授のコメントと一緒に流された」と実験内容が改ざんされていたことを27日、毎日新聞の取材に証言した。

(↑一文が長いですねぇ)

3. 以前から淡々と怪しいところを論評しているところ
例:
http://www6.ocn.ne.jp/~syuneido/

以上が報道記事ですが、ついにあるあるも年貢の納め時が来たようです。5年以上にわたりこのサイトでウソや誇大表現、捏造疑惑を投げかけてきたところではありますが、このような報道については「ざまぁーみろ」というのが正直なところ。それにしても今更という感じではありますが。

4. 的確に怪しいところを批判しているようで,実は...というところ
例:
納豆だけではない! アミノ酸、コエンザイムQ10の「あるある」トリック:MyNewsJapan
こちらは引用しません.なぜなら,部分的な引用の内容は正しいからです.
部分的には正しくてもトータルではトンデモになることについては,皆神龍太郎さんにでも聞いて下さいまし.


これだけの種類が簡単にネットで見られるのだから,便利になったものです.
昔,NCSA MOSAICなんかが出る前は,GopherサービスやWhoisサービスなんかで,海外の大学が無償で出している英語情報だけを見ていたものです.


プロジェクト「グーテンベルグ」なんかは,Gopher時代から今まで生き残っているところが凄いですね.
活発なメンバーや組織は全く変わってしまいましたが.