暗号の天才

http://www.amazon.co.jp/gp/product/4106002159/ref=olp_product_details/503-6803131-2368741?ie=UTF8
前に筑波大に出張に行った時に,いつものJR東京駅地下街の古書店で買ったのを読み始めたのですが,むちゃくちゃ面白いです.暗号と言えば情報・符号理論.第2次世界大戦時のヨーロッパのチューリングが関係するエニグマやコロッサスなどの話は知っていましたが,アメリカの話は知らなかったので,1900年代のアメリカを舞台にしたウィリアム・フレデリックフリードマンのことは何も知りませんでした.余りの面白さにノンフィクションっぽい小説なのかとも懐疑的に疑いましたが,Wikipediaには彼の項目がありました.
William F. Friedman - Wikipedia
フリードマン 暗号」でググると日本のサイトでも大量に引っかかるので,私が知らなかっただけのようです.


当時,暗号化理論において遅れていたアメリカで,現代暗号の基礎となる素因数分解について,数学のノーベル賞であるフィールズ賞を取ったのは,面白いものです.
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