tmux 1.7

tmux 1.5を使っていたのですが,いつのまにか1.7が出ていたので,インストールしつつChangeログを訳してみました.


1.6から1.7への変更点:2012年10月13日

  • tmuxは行末に"\"を付ける継続行をサポートするようになりました
  • ステータス行をスクリーンの上や下に移動するstatus-positionオプションを新たに導入しました
  • スクリーンをクリアするとき,history-limitオプションが強制的に適用されるようになりました
  • 各Windowに固有のIDを与えることができるようになりました.ペインのような感じですが,プレフィックスとして@を使って下さい
  • レイアウト記述の時に,各ペインにペインIDを付けられるようになりました(古い記述方法も現在のところ有効です)
  • 様々なデフォルトパスを設定する方法を提供します.ホームディレクトリには~が使え,サーバスタートディレクトリには.が,セッションスタートディレクトリには-が,そしてデフォルトはペインの動作ディレクトリになります.これらは,相対パス指定の一部として使うことができます(-/fooとか).また,newwやsplitwに-cフラグを付けることで,default-path設定を上書きできます
  • -lフラグをsend-keysに付けると,入力をそのまま(キー名に変えずに)送ることができます
  • show-optionsにそのオプションのみを表示させるための単一オプション指定ができるようになりました
  • 新しいコマンド"move-pane"が追加されました(join-paneに似ていますが,同一window内で動作できます)
  • join-paneとmove-paneコマンドがペインを左や上に位置することを表す"-b"オプションがサポートされるようになりました
  • bracketed-pasteモードがサポートされるようになりました
  • send-keysコマンドが16進数を受け付けるようになりました
  • 競合状態を避けるために"start-server"時にロックがサポートされるようになりました
  • 表示フォーマットのための-P/-Fオプションがbreak-paneでサポートされるようになりました
  • 表示も何もせずにさせるset-optionに対する"-q"がサポートされるようになりました
  • コピーモードが"wrap-search"オプションをサポートするようになりました
  • ある種のC0列(ラインフィード,バックスペース,キャリッジリターン)をカウントし,それが閾値(現在のデフォルトは250/ミリ秒)を超えたことを検出し,変更が来る前に100ミリ秒ごとのペイン再描画を始めることによる,シンプルな形式の出力制限をサポートしました
  • -c0-change-triggerとc0-change-intervalの2つの設定オプションがサポートされました
  • find-windowが新しいフラグをサポートするようになりました."-C", "-N", "-T"は,いずれかもしくは全てのwindowの内容,名前,タイトルにマッチします.指定が無い場合,デフォルトとして全ての3つのオプションが適用されます
  • find-windowは自動的に適切なペインを選択します
  • show-environmentが環境状態を表示するためのオプションを指定できるようになりました
  • マウスホイールでのスクロールがスクリーンの最期に来たとき,マウスモードを抜けるようになりました
  • select-layoutがレイアウトヒストリースタックのための-uと-Uを受け付けるようになりました
  • kill-window, detach-client, kill-sessionコマンドは,現在の状態以外を全てを止めるオプション"-a"をサポートしました
  • move-windowコマンドはセッションの中でウィンドウをナンバリングし直すオプション"-r"をサポートしました
  • ウィンドウが閉じられた時に自動的にそのセッションの中でウィンドウをリナンバリングするオプション"renumber-windows"が新しくセッションオプションに追加されました("move-window -r"も参照のこと)
  • スクロールアップの時のみcopy-modeに入るようになりました
  • choose-*とlist-*コマンドは"-F"を使ったフォーマット記述が可能となりました