OpenOffice Impressの数式はまだまだ美しくない
今まで,プレゼンには色んなソフトを使ってみました.
学位論文の時は,TeXで書いてOHPでやりました.修士論文の時は,TeXで書いてWindowsのdvioutでやりました.博士論文の時は,TeXで書いてPDFで公聴会をやりました.
修士の頃,学会発表は,TeXのslideを作るスタイルファイルで書き,OHPで発表していました.博士の頃は,さすがにPowerPoint一色になったのでPowerPointで数式も書いて発表してました.
最近は,期待してOpenOffice Impressで数式も書いてプレゼンをやってます.でも,やっぱり数式が綺麗くないです.
TeXでは,例えば連立方程式やまとまった式は,好きなように整形の融通が利くので次のような書き方を好んで使っています.
\begin{equation} \def\arraystretch{1.1} \everymath{\displaystyle} \left\{ \begin{array}{lll} x_n &=& F(x_{n-1},v_n)\\ y_n &=& H(x_n,w_n) \end{array} \right. \end{equation}
ちょっとビットマップ的に汚くなりますが,イメージとしてはこんな感じです.
OpenOffice Impressで同じような数式を表現する方法を考えたのですが,
スタックを使う方法,
color white left lbrace stack {x_n = F(x_{n-1},v_n) # y_n = H(x_n, w_n)} right none
行列を使う方法,
color white left lbrace matrix { x_n = F(x_{n-1}, v_n) ## y_n = H(x_n, w_n)} right none
イメージとしては,こんな感じになります.
どちらにしてもイコールの位置が縦に揃っていなかったり,そもそもフォントが美しくなかったりと,まだまだ不満があります.上の図でかなりイコールの位置が揃ってるのは,スペースを無理やり入れて揃えているからです.
それでも,上の汚いTeXの例と汚いOpenOfficeの例では,TeXの例の方が,まだ綺麗にイコールが縦に揃っているのが分かると思います.
10日からの情報処理学会はともかく,26日からの数学会では,この数式では汚いと言われそうな気がします.