さらにセコくなったノートン・アンチウィルス2009

Norton AntiVirus2008までは,ウィルスパターン定義ファイルの更新ライセンスが切れても,それまでのパターンファイルでスキャンが出来ていました.
しかしNorton AntiVirus2009になると,更新サービスの期限が切れましたと出て,一切の機能が使えなくなります!タスクトレイのメニューも灰色になって「Auto Protectを無効にする」などが選択できなくなります.そして更新するまで,このパソコンは無防備ですと脅してきます!

かく言う私も,アンチウィルス2009の試用版で少し様子を見てみようと思ったのがある意味失敗で,AntiVirus2008が完全にアンインストールされてAntiVirus2009が入ってしまったので,これでもう,更新ライセンスを買わないとならなくなりました.

試しにウィルスファイルをデスクトップに置いたりしてみたのですが,本当に何もしてくれない(笑)
自動チェックはおろか,そのファイルを選んで手動スキャンさせようとしてもできません.
仕方なく,ライセンスを購入しました...


さて,セキュリティソフトは常にハードディスクの書き込みをチェックしているはず(以前,ウィルスファイルを保存した瞬間に警告が出ました)なので,バージョンアップしたら改良されていて少しは軽くなったかと思って,CrystalMarkでAntiVirus2008とAntiVirus2009の入ったマシンでベンチマークを取ってみました.


結果は...変わりませんでした...
まぁ,遅くもなっていないからとりあえず使い続けようと思いますが,どうやらAuto-Protectの仕様が変わったようですね.アンチウィルス2008辺りからだったのでしょう.
ウィルスファイルをハードディスクに保存しても,その瞬間では警告が出なくなりました.リアルタイムのチェックを止めたのでしょうか.
履歴を見ても,保存したウィルスファイルは「アイドルクイックスキャン」で駆除されており,リアルタイムでは無かった模様です.


軽くしようとする余り,ちょっと危険になってたんですね...他のソフトはどうなんでしょう.チェックしてみようと思います.