人殺し訓練は労災か

今をトキメク麻生首相,軍人の死去(=無駄死に)追悼式に出席したそうで.
災害活動での殉職とか言うのならまだしも,訓練中の死亡って,タダの事故ですよ.
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20081018-OYT1T00389.htm

自衛隊の殉職隊員追悼式が18日午前、防衛省で行われ、麻生首相、浜田防衛相と遺族約110人らが出席した。

 首相は「尊い犠牲を無にすることなく、国際社会の中で日本がその国力にふさわしい責任を果たし、信頼される国家となることを目指し、世界平和に全力で貢献する」と追悼の辞を述べた。

 同省によると、訓練中の事故などで死亡した7人が、昨年9月1日からの1年間に公務による殉職と認定された。

自衛隊の訓練中に事故死すると,公務による殉職となるそうです.
自衛隊」は,その名の通り,我らが日本国を自衛してくれるありがたい組織...なわけは無いのですが.
戦後に創設されたので,一度たりとも日本が戦争で攻められた時に守ってくれたことは無いですし,実績と言えば本来は消防庁に移管すべき国内(主に自然)災害での救助・復旧作業(偉いけど,別に自衛隊じゃなくても良い),漁船に突撃して死者を出すこと(イージス艦とか),国家予算を消化すること(単年度で約5兆円前後)などなどです.

その自衛隊ですが,1対15の格闘訓練というマンガのようなものでも,公務災害として認定されたそうです.
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20081022-OYT1T00592.htm?from=main1

 海上自衛隊第1術科学校広島県江田島市)で先月、「特別警備隊」の養成課程にいた3等海曹の男性(25)が同僚15人との格闘訓練後に死亡した事故で、海自事故調査委員会は22日、「1対15」の格闘訓練の必要性は「認められない」とする中間報告を公表した。
(中略)
 事故調査委とは別に、海自警務隊も当事者の刑事責任の有無を捜査しているが、防衛省は22日、その結果にかかわらず、格闘訓練は「公務だった」として公務災害として認定することも公表した。

アメリカに協力して,アフガニスタンに大量殺人の手助けに行っていた自衛隊に対して,兆円単位の税金が使われていても何も言わないのが日本人クオリティ.
これが死刑制度の議論になると,アメリカ人並みにバカな日本人は「犯罪者に対して税金が使われるのは許さない.早く殺せ」って言うんですよね.うーん.日本人クオリティ高し.