トンデモ打ち水批判
いや,もう,これは,批判を批判しようと思ったのですが,笑うしかないと悟ってきました.
http://www.news.janjan.jp/living/0708/0708231214/1.php
私は07年8月18日の記事「戦車に竹槍」を想い起こす倒錯の「打ち水大作戦」で、実質的な効果のない、精神論的な環境活動が奨励される結果、誤った知識が広まり、実効のある環境対策への関心が妨げられていることを指摘した。
いやいや,だから,「打ち水大作戦」から「戦車に竹槍」を思い起こすって...そんな人,あなたの他にいるのでしょうか...
涼しい感じを出そうというのかもしれないが、花火のときに、着慣れぬ浴衣を着て帯を締めるために気分が悪くなって倒れる女性をよく見かける。
よけいなお世話です!(笑)どこで見かけたのですか!(笑)
江戸時代と都市の構造が全く変わり、伝統的な処暑術そのものが通用しないのに、わざわざ無駄な活動をすることによって、精神的な満足を得ようというのだろうか。「敵が本土に近づくほど、我方に有利になる」という戦時中の軍部のコメントと同じ発想に思える。
これはウソです.このコメントは,打ち水が局所的にも全く効果が無く無駄だと言っていますが,農業や酪農に従事している人なら,暑い日は毎日,水を撒いて温度を下げる活動をしていることをご存知だと思います.打ち水から戦時中の軍部コメントまで飛ぶ妄想力,すごいですね.
この方の個人主観的ブログ,柳田理科雄さんの文章にそっくりです.すなわち,
自分の妄想で勝手に仮定をでっちあげ,その自分の考えた仮定が馬鹿げていると罵倒する
というものです.
今回は,こう来ました.
「戦前回帰」するなら、むしろ「昼寝」を推奨したい。旧陸海軍でさえ平時には「午睡」が実施されていた。エアコンを最低限に落とし、人間や機械からの熱の発生を抑えて、静かにしているのが、最も省エネになる。
誰が戦前回帰すると言ったのか?上岡直見本人だけなんですけどね.
ただし,「昼寝の推奨」は,科学的にある程度正しいですね.しかし全面的に正しいわけじゃ,ありません.例えば,猛烈な光熱があるなら,機械を眠らせてそれを無視するのではなく,太陽熱発電でもする方がエネルギー保存則的に正しいです.
なぜこの人は,こんなに打ち水をバッシングするのでしょう?その心理解明の方に,私は興味があります.