死刑廃止したルワンダその後

先日,JanJanさんの記事がいい加減だと批判してしまいましたが...
またまたトンデモ批判するトンデモさん - なぜか数学者にはワイン好きが多い

まともな記事が出ると,もちろん好意的に取り上げる,ころっと態度を変える私.
http://www.news.janjan.jp/world/0708/0708180957/1.php

 死刑制度を廃止したルワンダは、国際的な賛意を受け、1994年の虐殺の容疑者引き渡しを積極的に求めていくとしている。すでにアフリカ、欧州、北米の多くの国と引き渡し協定を結んだ。5月に発表された司法機関の報告書によると、虐殺に関与したとされる容疑者4万4,204人が国外に住んでいる。

 ルイーズ・アーバー国連人権高等弁務官は、ルワンダ死刑廃止決定についていち早く賛辞を送り、「死刑を禁止する法律の発布により、ルワンダ生存権を確実に尊重する重要な一歩を踏み出すと同時に、1994年の虐殺という凶悪な犯罪の責任者を法の裁きにかけるために大きく前進した」と語った。

 虐殺ではフツ族の過激派によって少数派のツチ族と穏健派のフツ族80万人以上が殺害された。その責任を問われて有罪となった人々の処刑がルワンダで最後に行われたのは1998年で、22人が公開銃殺された。それ以来、死刑囚は刑の執行を待っていた。死刑制度廃止により、虐殺以外の死刑囚を含み、総計で650人が極刑を免れることになる。

長めの引用になってしまいましたが,お許し下さい.
死刑制度を廃止した上で,虐殺の罰を与えるために容疑者引渡しを求めるというのは,実に納得がいきます.
ひょっとしたら死刑よりも残虐な刑が待っているのかもしれませんが,虐殺に対して虐殺する死刑よりは,よっぽど納得がいきます.
...こっそりと毎年着々と死刑を行う日本,アメリカや中国以上に残虐で悪質です.