仮想現実感と精神医学

http://www.pc-view.net/article/245/1.html

バーチャル・リアリティと薬物を使って、イラク戦争で受けた兵士のトラウマを解消しようとす試みが行われている。100人以上の元兵士を対象に治療を施し、一定の効果を挙げるのが目的だ。

そういや,最近の日本VR学会論文誌でも,VRを精神医学に応用する論文を見かけたような...
これでしたかね.
http://www.vrsj.org/paper/search_detail.php?paper_id=564

論文タイトル(和文):地下鉄パニック障害治療用のVRコンテンツ開発

論文要旨(和文):
近年、広場恐怖を伴うパニック障害者向けにVRを用いたエクスポージャー療法が注目されている。海外では1990年代からVRを用いたエクスポージャー治療用コンテンツが開発され、その治療方法や治療効果に対し肯定的な評価が検討されてきている。一方、国内では未だ専門的に開発された事例はなく治療による評価事例も海外で開発されたコンテンツを使用して行われている。そこで本研究では、日本の文化や環境を十分に反映したVRエクスポージャーコンテンツの開発を行った。開発されたコンテンツは都内クリニックに通院する患者が最も回避の対象とする地下鉄環境に焦点を当てた。また、本コンテンツは臨場感を高めるため実存する場所と物体を実寸大でモデリングし、仮想空間を制作した。本コンテンツによる治療を進めており、不安や恐怖に対し回避行動が見られるなど効果が確認されたが、さらに実験を重ねることで治療効果を検討していく。

昨日は今年のVR学会全国大会の申込〆切でした.
http://vr.kc.design.kyushu-u.ac.jp/i03_happyou.shtml

発表申込締切:
 口頭発表 2007年6月29日(金)
 技術展示・芸術展示 2007年6月29日(金)
発表原稿締切: 2007年7月27日(金)

私も申し込みましたので,参加に行く予定です.物理シミュレーションやヒューマンインターフェース関係の他にも,このような心理学系の発表も楽しみにしています.

...って,メールチェックしたら,ありゃ?

日本バーチャルリアリティ学会会員の皆様へ

第12回大会 口頭発表・学術展示の申込締切を延長いたしました.

日本バーチャルリアリティ学会(VRSJ)  第12回大会in福岡
会 期: 2007年9月19日(水)〜21日(金)
会 場: 九州大学大橋キャンパス(多次元デザイン実験棟5号館)

締切日程:
   
発表申込: 2007年7月 3日(火) *延長しました
原稿締切: 2007年7月 31日(火) *延長しました

企業展示申込締切: 7月27日(金)

...まぁ,2回くらい〆切が伸びるのは,学術的分野では,まぁ,普通っちゃ普通ですが...せめて29日にアナウンス出して欲しかった...(メールは30日付けで配信されてます...).