OpenVZ on CentOS

こちらは私の同僚が実体験した話です.

CentOS 5・kernel-2.6.18に,OpenVZを入れたそうです.OpenVZはRPMSでソースを取ってきて,そのRPMファイル名は以下のようだったそうです.

ovzkernel-2.6.18-8.el5.028stab031.1

無事,OpenVZが立ち上がったので,物理マシンから仮想マシンに入って色々設定したり,アプリをインストールしたりと丸一日作業をしたと.
で,次の日,もっと仮想マシンの設定を進めようと,vzctlを使って仮想マシンのハードディスクの容量を増やそうとしても,6.9Gバイトくらいで頭打ちになるという謎が?頭打ちというのは,

# vzctl set 101 --save --diskspace 28311552:28761552

とやっても,約29Gバイトにはならずに,dfコマンドで確認すると6.9Gバイトくらいという表示が出ると.
そこで,リブートしたら直るのかもしれないと思って

# vzctl stop 101; vzctl start 101

とやると,なぜか設定したりアプリをインストールしたりした,仮想マシンのファイル構造一式が入っているディレクトリが消滅したそうです.
「一日の時間を返せー」と思いつつも,調べているとOpenVZパッチの新しいバージョンが出ているのが分かったと.そのRPMファイル名は以下だそうです.

ovzkernel-2.6.18-8.1.8.el5.028stab039.1

この新しいOpenVZパッチを当てて仮想マシンを作ると,仮想マシンのディスク容量の変化も自由自在,全てうまくいっているとのことです.
教訓として,
ovzkernel-2.6.18-8.el5.028stab031.1を使っている人は,気をつけよう!」とのこと.

なお,現在では最新のlinuxカーネル安定版であるである2.6.22に対応した「http://openvz.org/news/announcements/2.6.22-20070912」が出ているので,

http://openvz.org/news/announcements/2.6.22-20070912
チャレンジしましょう.