火星人の可能性

http://www.mainichi-msn.co.jp/science/kagaku/news/20070922k0000e040015000c.html

【ワシントン和田浩明】米航空宇宙局(NASA)は21日、火星周回探査機マーズ・オデッセーが軌道上から撮影した火星表面の写真に、地下の洞くつの開口部とみられる地形が7カ所見つかったと発表した。専門家らは「過去に洞くつ内で生命が存在した可能性もある」と指摘している。

NASAのプレスリリースはこちら.
NASAによる写真はこちら.
かなり綺麗な円形ですね.

ちょうど今日,九州大学大崎キャンパスに行った時,福岡の大崎駅前のブック・オフで買ったカール・セーガンの「コスモス(上)」
http://www.amazon.co.jp/COSMOS-%E4%B8%8A-1-%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%BB%E3%83%BC%E3%82%AC%E3%83%B3/dp/4022548037
を読んでいました.
「赤い星の神秘」ということで一章が割かれており,大型トンデモ科学だった火星の運河についての「まぼろしだった運河」から,当時NASAでの最先端のバイキング1号,2号の詳細まで,セーガン博士の「地球外生命体の存在確率は高い」という立場から面白く書かれております.
(違う章ですが,木星の浮遊生命体の想像図まであります)

既に故人となったカール・セーガン博士ですが,最近のこのような火星の高解像度の写真なんかを見ると,さぞ喜んで,様々な知識を駆使した科学的な解説・推論をしてくれるのだろうなぁと,想像しただけで涙が出る思いです.