ノーベル賞予測

http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20070912k0000m040060000c.html

米国の文献データ会社「トムソンサイエンティフィック」は11日、ノーベル賞の物理、化学、医学生理学、経済学の4分野について、受賞候補者の予測を発表した。世界の研究者17人で、日本からは、NEC特別主席研究員の飯島澄男・名城大教授と、高エネルギー加速器研究機構前機構長の戸塚洋二・東京大特別栄誉教授の2人が、物理学賞の候補に挙げられた。

 飯島氏はチューブ状に炭素原子がつながる新素材「カーボンナノチューブ」を発見。戸塚氏は東大宇宙線研究所の観測装置「スーパーカミオカンデ」(岐阜県飛騨市)での観測を主導し、素粒子ニュートリノに質量があることを突き止めた。

毎日新聞の記事では載っていませんが,トムソンのページでは,物理学賞に重鎮がもう一人,載っています.
http://www.thomsonscientific.jp/news/press/nobel2007/#physics

トピック宇宙論、特に近年のガンマ線バーストに関する研究への貢献に対して
Martin J. Rees, F.R.S. (Lord Rees of Ludlow)
Astronomer Royal; Professor of Cosmology and Astrophysics, Institute of Astronomy, University of Cambridge; Master of Trinity College at the University of Cambridge, Cambridge, UK (イギリス)

どうしてホーキングの名前が出ないのか分からないですが,マーチン・リース教授も,30歳でケンブリッジの教授になった天才物理学者.クェーサーブラックホールダークマター等,天文学宇宙論では知らない人がいない人ですね.宇宙論科学者に多い気がするのですが,端整な容姿で俳優のようです.でも,ノーベル賞理論物理学・特に宇宙論では,出たことが無いのですよね.有名な話ではアインシュタインとか.

この3人だったら...最初に戸塚先生ですかね.スーパーカミオカンデで出さないわけにはいかないですし.そして飯島先生.カーボンナノチューブは十分に有名になっていますから,いつ出してもといいますか,「カーボンナノチューブの発見と,その後の応用・普及に関する業績について」とか,いつでもノーベル物理学賞が出せそうな気が.